熱風発生機の能力

乾燥機メーカーの依頼で熱風発生機を製作する際に、必ずお聞きすることがあります。

使用される現場環境の他に、設計上の最高熱風温度と最大風量です。

熱交換器はステンレス製なので変更の必要はないのですが、外板、ベース関連は使用環境に応じてステンレスを採用したりします。

熱風温度と風量は、定格出力量(万Kcal/時間)を算出するための計算に必要になります。

空気の定圧比熱(Kcal/㎏・℃)などを用いて得る事のできる時間当たりの必要発熱量に、

製作する熱風発生機の効率と安全余裕率を考慮したものが、その発生機の持つ能力となります。

同時に、使用するバーナーの型式と燃焼量も決まります。

このように、製作するための基準計算をすることで、温室効果ガス削減への取り組みと共に、

発熱量と耐久性に余裕がある熱風発生機を造ることができます。

 

2021年07月15日